翡翠アートへの思い
プロフィールとして、翡翠アートの初期の制作活動②を紹介します。
翡翠アートの7作目を制作するまで。
翡翠という素材
これまでリングを2作品完成させて、あることに気が付きました。
貴金属と石を組み合わせた装飾品は、沢山存在します。
それでは石単体ではどうでしょうか。単体で装飾品に加工できる石(鉱物)となると限られてきますが、素材が希少で、美しければ十分魅力的で制作するだけの価値があると思っています。
翡翠は素材としての条件をクリアしています。十分魅力的でありながら、装飾品となるとあまり見ることはありません。勾玉のレプリカなどはよく見ますが、その他のアイテムになると地味な存在なんですよね。需要がないのでしょうか。
そういう訳で、誰も作らなかったアイテムを自分が『翡翠アート』として制作することにしました。
装飾品としての勾玉の存在
勾玉は古代では首飾りなどの装飾品として、使用されていました。その独特のカタチにも諸説あるようですが、素材も翡翠や玉髄などがいろいろ。勾玉にまつわる話は奥が深く、それ自体に特別な存在感があります。 現代においてもレプリカとして沢山制作されていて、安価なものから高価なものまでさまざまです。
それなりに知られてはいるようですが、実際に身につけている人は見たことがありません。身に着けるには翡翠の勾玉は意外と重いです。紐で首に掛けていても気になる重さです。まあ理由は重さだけではないと思いますが…。
翡翠の勾玉(レプリカ)
翡翠の勾玉をアレンジした首飾り
SIZE: 14.0mm * 9.0mm * 6.0mm
MATERIAL JADE(GREEN),LEATHER,WOOD BEEZ,HEMP CORD
勾玉を身に着けようとする場合、その大きさと重さが重要になります。この位のサイズであれば、普段使いで十分いけると思います。
新アイテム~首飾り
「新アイテムとしてのポイント」
- 誰にでも気軽に身につけることができるアイテム。
- 見て、触って、楽しむことができるアイテム。
まあ、そんな事で考えだしたものがこれです。
ベースとなるカタチは、作品#1、#2とそれ程変わりません。
サイズはコンパクトに、全体的にボリュームは落としたカタチで。
翡翠アート 作品#3
勾玉のように紐で首から掛けるところは同じです。
SIZE: 22mm * 10mm
MATERIAL JADE(BLOCK&GREEN )
翡翠アート 作品#4
#3より全体的にフォルムをシャープにしたものになります。
SIZE: 22mm * 10mm
MATERIAL JADE(WHITE)
翡翠アート 作品#5
これまで作品の形状はラウンドだったんですが、これは試験的に制作したモノので、
唯一オーバルの形状になります。
SIZE: 24.5mm * 17.5mm * 10.0mm
MATERIAL: JADE(BLUE)
翡翠アート 作品#6
ペアで制作した耳飾りになります。
サイズは今まで制作した作品の約半分、これも試験的に制作したモノで、小さい作品でも同じように制作できるのかと試した作品です。
SIZE: 10.5mm * 8.5mm
MATERIAL: JADE(WHITE)
さらなる軽量化に挑戦
今までの作品は、強度が気になって全体的にどうも分厚く重量感のあるモノに仕上がっていまでいました。基本的なフォルムは変わりありませんが、もっと動きがあって、しなやかさを出したかった作品です。ぱっと見、石には見えない様な質感を目標にしていました。
翡翠アート 作品#7
SIZE: 18mm * 11mm
MATERIAL JADE(WHITE&GREEN)
試作品などまだあるのですが、今までに作成した作品の紹介は終了です。機会があれば紹介したいと思います。
今後も引き続き、石の魅力を引き出す作品を、
制作していくのでよろしくお願い致します。