翡翠アート 作品#9、#10
完成した翡翠アート 作品#9、#10を紹介します。
翡翠アート 作品#9
この作品はどの位薄く作れるものなのかと興味があったのでやってみたモノです。もう少しやろうと思ったのですが、時間をかければ以外にいけることがわかったので、限界に挑戦するのは改めてやりたいと思います。
写真では分かりませんが、持った感じは、僅かに重さを感じますがもう石ではなく別の素材に感じます。0.5mm~0.8mmが平均的な厚みです。
翡翠アート 作品#9
翡翠アート 作品#9【拡大】
成型していく過程で、石の厚みがなくなっていくと色味もなくなっていきます。作品の形状により素材の質感も重要なようです。
翡翠アート 作品#10
『JADE "翡翠" × SILVER』として制作した作品になります。ベースになる形状は見た目はあまり変わらないようにみえますが、少し作り方を変えています。
・表/裏がある。
象嵌を施したほうが表になります。
波の高さが違います。表側は波が低くできています。
・上/下がある。
象嵌を施したほうが下になります。
波の幅が違います。下は幅が広くできています。
・少し厚みがある。
厚みは象嵌を施すことを考慮して今までよりも若干厚くしています。
・あとは、仕上げの磨きも抑えている。
といったところです。石自体は白でもなく黒でもない地味で微妙な色合いですがやっぱり翡翠の結晶がとシルバーの光沢がいい感じです。
もっと象嵌を色々試してみたかったのですが、作品がコンパクトな為、シンプルなものになりました。シルバー(950)は0.3mmの丸線を2.4mmにカットして嵌っています。象嵌に使用する銀は純銀を使用するのが一般的ですが、今回(今後も)は950を使用しています。
翡翠アート 作品#10
翡翠アート 作品#10【拡大】
裏側はこんな感じ。波の高さの違いが判ります。
光を抑えると渋い感じにも見えます。
#10制作の振返り
石墨を含む翡翠は意外に加工しずらい?。前回サンプルで作った時よりも加工しにくく感じた。今後いくつか制作することでわかると思うのでとりあえずメモ。