FiveStone ~赴くままに~

『翡翠 』 でアート作品を制作しています。

翡翠アート 作品#8と次の構想(決定)

 翡翠アートの8作目の状況と次の作品の構想を紹介します。

翡翠アート 作品#8

前回紹介した制作課題を淡々と解消しているところです。全体的にカット面が整ってきた為、シャープな感じになったように感じます。今回はサイズ感がわかるように1円硬貨と対比してみました。

翡翠アート 作品#8 1円硬貨対比

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直径は1円硬貨よりも少し小さいくらいです。

 

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このくらいのズームではアラはそれ程わかりません。

翡翠アート 作品#8【拡大】

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拡大するとまだあるんですよね…

厚みが均等でなかったり、線がゆがんでる…

翡翠アート 作品#8 表面

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多分、説明しないと気がつかないと思いますが、石の表面が銀色になっているところがあります。試験的に銀を圧着してみました。存在感はそれ程ないですが、これが次の構想に続くことになります。

完成度にまだ不満がありますが、次の作品の構想も決まりきりがいいのでこれで作業を一旦終了します。

 

次の作品の構想(決定)

いろいろ構想していたのですが、技術的なこともありなかなか思い通りにいかなかった構想がまとまりました。前回紹介した『JADE "翡翠" × SILVER』ついて具体的に制作してみました。まだサンプル作品ですが、それなりにできていると思っています。

翡翠象嵌を施した作品です。象嵌は金工・木工で用いられる古くから使われている技術です。今回のサンプル作品にも金工のように金属(銀)を使用しています。埋め込む素材が金属でなく翡翠であるということです。

象嵌についての詳しい解説についてはまたの機会に紹介します。

 

象嵌サンプル作品#1 

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象嵌サンプル作品#1【拡大】

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サンプルを制作するのに用意したのは、白翡翠に僅かに緑がワンポイントの石片です。クラックも石全体に入って、今まで制作してきた複雑な形を出すにはチョット難しい素材を使用します。

作業的には

 ①翡翠に1mm×1mmの溝を掘る。この作業が一番重要。

 ②同じサイズの銀の角線をカット。

 ③溝に角線を埋める。

 ④溝からはみ出した余分な角線を削り、石片を磨く。

といったところです。

 

象嵌サンプル作品#1 完成

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象嵌サンプル作品#1 完成【拡大】 

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こんな感じになります。翡翠表面はマットな状態、象嵌したシルバーは鏡面とはいかないものの少し磨いていますが、それでもかなり存在感があります。

当初からイメージしていたものにかなり近いものができました。いろいろ試したいことがあるので暫くはこの構想をもとに翡翠アートを制作していくつもりです。